ピンズの様々なジャンル 時計編 |
テニスの次といえば、現在私が最も力を入れているピンズのジャンル「時計」ピンです。本物の時計の後ろに針が付いたピンズもあります。これも確かにピンズといえばピンズなのですが、あくまでデザインで表現することが私のコレクションの主体なので一部の例外を除いて集めてはいません。時計ピンの主たるものは、時計メーカー・ブランドがリリースしたピンズです。また、時計がデザインに入ったもの全てを含めるという考え方もありますが、こちらでは前者のピンズをご紹介します。
時計ピンは、バーゼルワールドなどの展示会やスポーツ大会での配布品もありますが、店舗で顧客に配布するもの、時計を買った時におまけに付いてくるものも多いですね。
時計(腕時計)は昔から好きなアイテムで、色々今まで買ってきました。自分の好きなアイテムのピンズはやはり最高です。また、時計ピンを集めるのには「好きだから」という以外にも時計ピン自体に理由があります。ピンズをご紹介しながら、それにも触れていきたいと思います。
1.日本の国内時計メーカー
時計と言って思い浮かべるのはどこの国でしょう。もちろん我が国日本も世界に誇る時計大国です。外国の高級ブランドも良いけれども、やはり国産のいい時計が欲しい!という思いが、年を重ねる毎に強くなっているような気がします。それだけに、ピンズも国内時計メーカーもののプライオリティーが私の中では高まっています。
①SEIKO
日本の誇る時計ブランドであるセイコー。創業は1881年(明治14年)という超老舗です。クオーツ式時計を世界で最初に製品化したことは余りにも有名です。
SEIKO / SEIKO CENTER / Sportura
"SEIKO"以外にも国内外でサブブランドを多く展開しています。海外で言うと"ロレックスミッキー"で有名なローラス、イエマ・パルサーなど価格帯やテイスト別のブランド展開となっています。
SEIKO CGH ( SEIKO / PULSAR / LORUS / YEMA / JAZ )
また、オリンピックなどの世界的スポーツイベントでも度々オフィシャルタイマーとなっています。
SEIKO IAAF World Championships in Athletics OSAKA 2007 / 1994 LILLEHAMMER OLYMPIC / F1 B・A・R HONDA
前回紹介のテニス全仏オープンでもかつてオフィシャルタイマーを務めていて、素晴らしいピンズをリリースしていました。
SEIKO ROLAND GARROS '92 Combi / '89 Player / '92 Shilver
また、1960年にはセイコー独自に厳しい精度基準を設定し、それにパスした時計にのみ「グランドセイコー」の名称が冠されました。以後もクオーツ・機械式を問わずに、その時代の最高の技術を駆使して製造される、そんな素晴らしい時計です。私は現在実物は持っていませんが、いつかは手に入れたい時計です。ピンズのほうも、獅子のエンブレムを中心にしたデザインで、他のピンズとは一線を画す品格が漂っています。留め金具もタイタックと、まさにグランドセイコーを思わせる妥協のない作りになっています。
Grand Seiko 3 pins
②CITIZEN
シチズンも創業75年以上の老舗時計ブランドです。時計の心臓部であるムーブメントの生産シェアは何と世界の30%を誇ります。また、「グランドセイコー」に対して「ザ・シチズン」を展開しています。「ザ・シチズン」のピンズはありませんが、実物も結構気になります。
CITIZEN 3 Pins
③CASIO
カシオは計算機の会社として戦後発足。特に有名なのが"G-SHOCK"です。この時計が発売されたのは私が中学生の頃。欲しくて仕方がなかった記憶があります。衝撃に強いという今までの時計とは真逆のコンセプトは世界中で支持され続けています。その堅牢さだけでなくファッション性・機能性にも優れ、様々なブランドやイベントとの特注モデルも数多く出ています。「時計」というよりは"G-SHOCK"が好きという人も多いのではないでしょうか。2005年には最高峰モデル"MR-G(ミスターG)"を発表。欲しいな~本物もピンズも!
G-SHOCK X-LARGE / I・C・E・R・C FROGMAN 2006 / FOX FIRE
もちろん、G-SHOCK以外のピンズや、スポンサーピンもあります。
CASIO 2 Watch pins / FIFA WORLD CUP 1994
他にもオリエントなんかもピンズがあるそうですね、、、
2.3大時計ブランドグループ
日本も時計大国ですが、世界で見てみるとやはりスイスの名前が挙がるでしょう。そのスイスの時計産業は、国境を接するファッションの本場フランスとも深く結びついています。時計専業メーカーのみならず、多くのファッションブランドが時計を製作・販売しています。それに加えて、戦後復興したドイツの高級時計メーカーも含めて全世界的な流れを形成しています。
テニス編でも触れましたが、企業の宣伝ツールとしてピンズが多く使用されています。そして、フランスにはArthus-Bertrand社に代表される、高品質のピンズメーカーが幾つか存在します。また、商品として高価なものであることが、必然的にピンズに反映されるという見方もあります。これが時計ピンがコレクターの間で高クオリティーと評価されている所以です。また、最近は時計を含んだファッションブランドが幾つかのグループを形成しています。大きなものは以下の3つになります。
①LVMHグループ
LVMHはフランスのパリに本拠を置く高級ブランドのコングロマリットです。数多くの高級ブランドを傘下にしており、時計ブランドも数多く抱えています。時計ブランドとしての有名どころは、タグ・ホイヤー、ゼニス、クリスチャン・ディオールといったところです。
TAG HEUER / ZENITH / Christian Dior
②スウォッチグループ
スウォッチ、オメガ、ラドー、ハミルトン、ロンジン、ユニオン・グラスヒュッテ、ティソ、サーチナなど、個性豊かなメーカーが顔を並べていますね。複雑機構の時計ブランドとして有名なブレゲやブランパンも傘下です。最近のオリンピックでは夏季・冬季共にスウォッチグループがオフィシャルタイマーとなっていますね。スウォッチグループのブランドは非常にピンズを上手く活用していると思います。
SWATCH / LONGINES / TISSOT
OMEGA "Speedmaster Professional" / Breguet / Glashütte Original
HAMILTON "Khaki" / RADO / CERTINA "DS Racing"
③リシュモングループ
フランスの高級ブランドであるカルティエを中心にしたグループがRICHEMONTです。ピアジェ、IWC、ジャガー・ルクルト、ボーム・アンド・メルシエ、ランゲ・アンド・ゾーネ、パネライ、ヴァシュロン・コンスタンタンなど、こちらも錚々たる顔ぶれです。
Cartier "PASHA C DE CARTIER" / PIAGET / IWC "Grand Complication"
Jaeger-LeCoultre "Reverso" / BAUME & MERCIER "Formula 1" / OFFICINE PANERAI
3.3大雲上ブランド
また、機械式時計の世界では、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲとリシュモングループのヴァシュロン・コンスタンタンを「三大雲上ブランド」と呼びます。マニュファクチュアール(ムーブメント製作から腕時計の完成までを自社で行うメーカー)の中で、その歴史や時計そのものが世界最高峰レベルの3大ブランドという意味です。私がこれらの時計を買えるとは思いませんが、ピンズだったら手にいれることが出来ます。ヴァシュロンのピンズは持っていませんが、、、(ロゴピンは見たことがありますね)
PATEK PHILIPPE / AUDEMARS PIGUET "Royal Oak"
4.その他有名時計ブランド
①ロレックス
そして、日本で一般的の方が高級時計と言って真っ先に思い浮かべるのはロレックスでしょう。車で例えるとマニュファクチュアールの雄がフェラーリだとすれば、ロレックスはメルセデスというところでしょうか。
ROLEX at DAYTONA 24h 2001 / ROLEX Day Date Gold / CCI KENTUCKY THREE-DAY EVENT 2000
②ブライトリング
また、航空産業との繋がりの深いブライトリングも人気ですね。グッズも多く、その中の1つとしてピンズも非常に数多く出してくれているので、私にとっては嬉しい限りです。
BREITLING ORBITER 3 / GOLD LOGO / CAP231EX ・ CAP231
③その他
世界には本当に沢山の時計ブランドがあります。超高級ブランドから、ロープライスまで、時計自体が"モノ"として魅力があります。また、それらの多くがピンズをリリースしています。下記は上記で説明した以外の時計ピンを幾つかご紹介します。
GUCCI "G-Watch Ref.3600 Diamond" / CORUM "Admiral's Cup / Chopard "Happy Diamonds"
TUTIMA "Military Black face" / Sinn "Japan×Germany Flag" / FORTIS "Mission Control Centre"
Maurice Lacroix "Gold" / ORIS "No.14" / MOVADO "VIZIO Green Face"
TIMEX / FOSSIL "USA Collectors Club" / EBEL "PAYNE STEWART"
ここでご紹介した以外の時計ブランドのピンズも沢山あります。自分のしている時計とお揃いのピンズを着けて出かける、、、なんて素敵だと思いませんか!?